『絶対にしない方がいい。』浪人が意味ない2つの理由を、予備校時代の実体験をもとに解説します。

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後1~2年あればきっと…

こんにちは、小海(こうみ)です。

 

今年度からセンター試験→大学入学共通テストに形式が変更されることへの不安などから、『浪人も視野に入れている・もう勉強しても間に合わないから浪人でいいや』等の考えを持っている学生は意外といるのではないでしょうか。

 

今回は筆者の予備校時代の経験を踏まえて、浪人は『絶対に』しない方がいい理由を2つ解説していきます。

 

筆者の受験生時代をかるく紹介します

 私はいわゆる『進学校(偏差値60前半)』というものに通っていました。ですが高校受験で燃え尽きた結果、全く勉強しない高校生が出来上がりました。

 

典型的なダメダメパターンですね。

 

そのままズルズルと受験期がやってきて、現役の第一志望には当然不合格。結果浪人となったものの、高校3年分のツケが回ってきて受験対策が間に合わず、浪人時代の第一志望のボーダーに数%届かなくて滑り止めに入学。

 

こんな感じの反面教師受験期でしたね。では、理由に移りたいと思います。

 

①現役時代に勉強したはずの人に、残された伸びしろはほぼ無い

 1番の理由はこれですね。

 

予備校(T進)時代に様々な同期を見てきましたが、浪人後に成績がグングン上がって第一志望に合格!なんて人は全体の10%もいませんでした。

 

まだ受験勉強を何もしていない現役生ならともかく、必死に勉強してきたはずの浪人生に大した伸びしろはありません。努力したのは前提として、個人差はありますが『人間』にはやはり限界(今回は受験勉強)がありますので。もし確実に全員が伸びるとしたら、合格者は浪人生だらけになっているはずですよね?しかし、実際の結果はそうなっていません。

 

また、浪人生は勉強をサボりがちな人が多いです。(自主的に勉強出来る人はそもそも浪人しない)

 

そんな背景から成績が思うように上がらず、最終的には春に決めた志望校のレベルをどんどん下げていくのが悲しい現実です。この現実に気づかないまま、届かぬ第一志望を目指して浪人2~3年目に突入してしまう人もチラホラ見かけました。

 

『多浪』は東大や医学部医学科だけの珍しい話ではないんですよ。実際は、そこらの普通の大学にゴロゴロいます。筆者の友人や先輩にもいますよ。

 

②あなたが思っているよりも、社会は『大学のレベル』を求めていない

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先ほどは煽るような文章でしたが、今度は前向きになれる話です。

 

中には自分が行くことになった大学のレベルを気にして、浪人しようかなと考える方もいるかもしれません。

 

ですが『妥協して…滑り止めで…』なんて、あなた個人の価値観に過ぎませんよ。周りや社会は『大卒』というだけで評価してくれるのです。

 

評価される理由はカンタンな話で、余程のFラン(誰でも入れる大学)でない限りは、大学というものは基本的に頭がいいor能力が高い人しか入れないのです。程度の差はあれど、受験戦争を努力して勝ち抜いた者が行くのですからね。

 

その事実は、高卒と比べた時の『平均生涯年収』に如実に表れていますし、出世にも少なからず影響します。実際筆者の友人が勤めている会社では、管理職の多数は大卒みたいですし。

 

大卒なだけでプラスになるので、大学のレベルはそこまで気にする必要はありません。ネットのしょうもない学歴厨や家族からは何か言われるかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です。

 

社会で働くという点では『たった数年』で身に付けられる学力の差よりも、『人生数十年』で身につけてきたコミュニケーション能力やスキルの方が重要視されるので。

 

浪人するのもアリな人もいます

ここまで浪人しない方がいい理由について語ってきましたが、浪人してもアリな人もいます。

 

それは医学部や薬学部などの決まった学部を出ないと、その仕事が出来ないor試験が受けられない職業を目指している方です。

 

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これらの入試はレベルが高く、現役でどんなに頑張っても届かない場合もあります。そんな人はもう1年くらい粘ってみても悪くないと思います。

 

その高くて立派な志を捨てるにはもったいないので。

 

さいごに

いかがだったでしょうか。

 

『浪人』は絶対にしない方がいい2つの理由と、浪人もアリな方を紹介しました。

 

受験はみんな不安です。今年度から試験方式も変わるので尚更でしょう。ですが、長い人生の中で稲妻のようにたった一瞬の出来事です。その結果は人それぞれですが、悩んだり後悔する必要はありませんよ。

 

受験だけが、人生の全てではないので。