『引いても惹かれるな。』ソシャゲのガチャが当たらない理由を、確率を計算して確かめてみました。

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こんにちは、小海(こうみ)です。

 

今回は、現実のガチャに比べてソシャゲのガチャがなかなか当たらない理由を、カンタンな計算式を交えながら解明していきたいと思います。

 

私も昔はよく某グラ○ルのガチャに課金しながら、なんで当たらないんだろうなぁとぼやいていましたので、その気持ちは分かりますよ。

 リアルガチャの計算について

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誰もが子供の頃に一度はやったことのある『ガチャガチャ(別名 ガシャポン)』。コインを入れると景品が出てくる、古き良き文化ですよね。こちらは当たり(例 シークレット)が50個に1個ある、つまり当選確率を2%とすると、

 

1回目で当たる確率は1/50=0.02=2%。

 

1回目が外れで2回目で当たる確率は1/49=0.0204…=約2.04%。

 

1回目&2回目が外れで3回目で当たる確率は1/48=0.0208…=約2.08%。

 

ガチャ回数 当たる確率 残りの中身
1 2% 50
2 2.04% 49
3 2.08% 48

 

このように引いていけばいくほど中身(カプセル)が少なくなっていく、つまり分母が小さくなるので、次第に当選確率は高まっていく。

 

最終的(49回外れた時)には、1/1=1=100%となり、50回引けば『確実に』お目当てのモノが手に入るのである。これが現実のガチャの特徴です。

ソシャゲガチャの計算について

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しかし、ソシャゲのガチャはさっきの特徴は当てはまらないのです。なぜなら実物ではなくデータで処理しているため、ハズレが出てもその分は補填されてしまうからです。これは某YouTuberの祭りクジ企画で有名な『わしら、少なくなったら足すだけやから』理論であると言えますね。

 

そのため、こちらも当選(例 SSR)確率を2%とすると、

 

1回目で当たる確率は1/50=2%。

 

2回目で当たる確率分母が変わらないので1/50=2%。

 

要するに、何回引いても当選確率は2%のままなんです。引けば引くほど当たりやすくなるリアルガチャとは似て非なるものですね。

 

ガチャ回数 当たる確率 残りの中身
1 2% 50
2 2% 50
3 2% 50

 

では、50回引いた場合はどうなるかを実際に計算してみましょう。

 

全体の確率を1として、当たる確率を2%=0.02とする。50回引いた時に1回以上当たる確率は、全体から1回引いて外れる確率(98%=0.98)50回かけたものを引けばよいので、

 

1-(0.98)⁵⁰=1-0.364…=0.636…=約63%。

 

このように、50回引いたら約6割(63%)の人は当たるのですが、約4割(37%)の人は外れたままになってしまうんですよ。『確率が2%だから50回引けば当たるっしょ!』といった考えは、ソシャゲには通用しないってことですね。

まとめ

・リアルガチャとソシャゲのガチャは、似てるようで違うものである

 

ソシャゲのガチャは当たらない時も多いですが、逆に複数回当たりが出る可能性もあるので、一概によくないとは言えないんですよね。ただ、沼(全然出ないこと)へのハマりやすさはとても高いので気を付けましょう。

 

ガチャは引いても惹かれるな。